人間は自分が考えているような人間になる【アール・ナイチンゲール】

自分が思い描いた人間になるためには、段階的な思考を構築し段階を踏んで目標を達成していく必要がある。

以下引用

 下品な言葉遣いは、口臭と同じものだ。喋っている人間は、知らないうちに人に不快感を与えている。

 話す言葉によって、階級といった構造に知らぬ間に嵌めこまれている。汚い言葉=下層民

 先駆者の地位を守りながら、常にこれから新しい事業を始めるもののごとき心構えを、忘れてはならない。その際忘れてはいけないことは"素直さ"ということである。「そんなことくらい、私だって知っているさ」というのは簡単なことだ。だが、多くの場合、「忘れていたが、それは私もかつて知っていたことだ」という表現のほうが正しいのである。このようなちょっとした視点の違いが、後々大きな差となることは過去の歴史を見ても明らかである。

 忘れていたことの再発見、常に謙虚にいる必要がある。

 中間目標は、本当のゴールに向かう途中で明確にし、しっかり設定しておかなくてはならない場合が多い。最終目標は、はっきりしている。しかし、まず手始めに何をすればよいのだろう。中間目標を立てる。それが答えだ。ところが、中間目標に時間を割こうとする人は驚くほど少ないのだ。しかし、最終目標の達成には、中間目標が不可欠な場合が多いのである。

 練習や努力に手を抜く楽天家では、いつまでのそのまま、何も変わらない。

 人間の、より素晴らしい仕組みは、遺伝子の優劣にかかわらず、設定した願望や目標が、両親や知人のものではなく、本人が真剣に選んだものであるなら、必ず達成することができるし、十分、願望を満たすことも出来るというところにある。

 ある所定の環境のもとで、大多数の人が行っているあらゆる行動に対し、正反対の行動を取ろうとするなら、多分あなたは生きている間、二度と過ちを犯すことはないだろう。

 冷静沈着に、いつも笑顔でいること。そして、フェアウェイやグリーンの目標をしっかり定め、ボールを打つことだ。

 自分にやる気があれば、為せば成る。ゴルフについては知らないが、ゴールまでの道筋を立て、プランを立てていく。

 情報が多くなればそれだけ、考えの組み合わせが多彩になり、「考える幅」が広くなる。

 本を読み、他人の知識を吸収する。そこからの情報や知識を自分の言葉で伝えられるようになって初めて考えの幅が広がると思う。

 一日一時間でも有益なことに時間を利用していたなら、失業もそれほど深刻な事態ではなく、かえって新しい人生を切り開くチャンスになっていたかもしれないのだ。

 準備をしておくことにこしたことはない。今自分がいる環境で満足していてはいけない。社内で満足していた場合、環境が変わった時に困るのは自分。

 800時間といえば、平均的労働者のわずか20週間分の勤務時間にすぎない。しかし、このほんの僅かなスペイン語の学習時間で、汲めども尽きせぬ魅惑的な文化の扉が開かれたのである。

 時間の有効活用、まずは需要を確認した上で時間を注ぎ込む。需要に見合う成果がかえってくる。

 そして考える際には、必ず筆記用具と加味を準備すること。できるなら、一つの考えは、一つのページに書くようにすると良い。

 書いてみたら書ける、進む。思考が進む。

 書き方が著しく上達する方法として、ぜひ良書の書き写しを勧めたい。移す際には、全ての句読点を確認しながら、一ページ一ページ、一字一字句を筆写し、新しい段落の始まりには、特に目をこらして注意を向けるとよい。
 また、書き写した文章を声に出して読んでみることだ。文章ばかりでなく話し方も上達するはずだ。いつも辞書をそばに置いて、知らない単語があったなら必ず引くようにすること。一日30分書き写しの時間に使うだけで、書くことが億劫どころか、楽しい作業になっていくことだろう。

 英語やその他言語の上達に繋がるのは間違いない。

 人は奉仕をし無くてはならない。人間の生きる目的は、人に役立つことにあるのだ。誰もが奉仕の見返りとして利益を獲得しているのである。奉仕なくして利益なし、である。

 環境を変えるのであれば、何をしたいか=自分の力が誰にどんな奉仕が出来るか考えながら。

「妻は自分にふさわしい人物か」などと考える前に、「自分は妻にふさわしい人間か」と考えてみよう。お互いに違った面があるから価値が有るのだ。

 奉仕の精神。奉仕=他人の為ではなく、自分のため。他者の長所を積極的に認める。

 起業家精神は、働いて賃金をもらっている人すべてが、考えに入れておかなくてはならない重要なものである。

 目の前にあることだけでなく、視野を広げておく必要がある。

 (会社が成長したら)あらゆる階層、あらゆる年齢の消費者の絵を会議室の壁に描いてもらうといい。

 起業家精神=奉仕の精神を常に意識する必要がある。

 友人というものは、私達が変わっていくのをひどく嫌がるものなのである。話しているうちに私達が何な新しいことを始め、よりよい地歩を築いていることがわかると、何かと口を挟むようになるのである。
 無論、本当の友人であればそんなことはしない。本当の友人とは、私達が成功することを羨ましく思ったりせず、自分のことのように心から喜んでくれる人たちのことである。

 仮に忠告を受けたなら、「なぜか」考える。本当に自分のことを思って言ってくれている忠告かもしれない。他者に振り回されないように、ただ第三者の視点を大切にはする。要はバランス。

 
新しい生活習慣を作るための4つの規律
1 他人を無条件に許すこと
自分自身の精神衛生のためにも他人への憎しみを綺麗さっぱり忘れる。
2 自分自身を許すこと
過去の過ち、今困り切っていること、綺麗サッパリ忘れて過去を清算する。
3 自分の一番の長所に目を向けること
一日の始まりは不機嫌ではなく、自信を持って始めるに越したことはない。
4 自分の生き方を崩さないこと
他人が何をしているか、何を持っているか気にかけない。他人とは違うのだから。

 

 起業家とは、個人差はあるものの、未来を悲観的にではなく楽観的に考えようとする者、つまり多少のことではくじけず、前途に希望を持って奮闘する者のことである。「きっとうまくいくだろう」。こう言う者が起業家なのである。「一文無しになってしまう」。こう考えるものに起業家の資格はない。

 自信を持つことは必要不可欠、だがその自信を支えるための努力が必要。

 「成功とは、価値ある理想や目標を段階をおって実現していくことである」

 自分自身の生き方に責任を持つこと。空き時間は有効に使えているか。受動的なことに振り回されていないか。

 チャンスはある。しかし保証はない、と考える事。だから「保証」などという言葉は今すぐ捨て去るべきである。生きている限り安全無事であるはずはない。危険がないのは、もう死んでいる人間か、まだ生まれていない人間だけである。生きていく限り、人生はどうなるかわからないのである。

 昔地球を支配していた恐竜すらも滅んだ。

 考え方を変えるんですね。自分はこれから一億円を手に入れるぞ。今まではそのための下絵を描いていたんだ。と考えるんです。どういうことかというと、実際に目の前にある1000万円そのものよりも、自分の頭の中にある目標のほうがすっと大事なんだ、ということなんです。

 1000万を手にしたら、直ぐに次の目標を設定してその先を手掛ける。

 彼らにきっと成功するような素晴らしいアイディアを話したり、大切な心がけを教えたりしているとき、その内容が正しく把握されていると思ってはいけない。

 自分の期待を人に押し付けてはいけない。得てして把握していないから。一度説明の後、自分自身の言葉で話をさせるようにする。

 「人より優れた才能(つまり"卓越さ")」というものは、それがなんであれ、ただ訓練を繰り返し、それを日常の習慣にしてこそ初めて得られるのである。美徳を備え、優れた存在だから正しく行動できるのではなく、むしろ反対に、正しく行動するからこそこうした資質が身につくのである。日々何を習得しているかで人間の資質は決まるのだ。卓越さとは特別な脳力でなく、一つの習慣的行為なのである」
「日々何を習慣にしているかで人間の資質は決まる」

 何をするかは自分が選択すること。自分に責任を持つ。

 あなたは長所も短所も正しく把握し、受け止めることが出来るだろうか。他人を独立した一個の人格として扱い、一人ひとりに価値を認めることが出来るだろうか。積極的に、自分の意志で選択しながら生きているだろうか。

 人生というハンドルを自分で握り、飽くまで運転しているのは自分、他人ではないということを日々認識している必要がある。

 

 

 

人間は自分が考えているような人間になる