なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である【中島聡】
時間の有効活用=モチベーションと集中。午前中の有効活用が必須。
楽しい仕事を継続するには…
他人との能力差を埋めるには時間の有効活用をしなくてはいけない。能力はすぐに埋まらないが、
天から与えられている時間は皆平等である。
時間を制する者が世界を制する。
アメリカ人と日本人の仕事スタイルの差は開始時間の差。朝が早いのがアメリカ人。これは夕食を一緒に食べる習慣を大切にするため。結局は10時間位働いているそう。
最初に頑張るアメリカ人、最後に頑張る日本人
日本人の悪しき習慣「なるはや」を見直す。仕事をする上で、習慣は規則の背景に何があるかという所まで立ち戻って必要性を確認してみる。仕事に期限設定を設けるのは必須だが、「なるはや」の必要性は無い。
仕事に集中力を高めるために、スタートダッシュを意識する。
締め切り直前の仕事は効率が大幅に低下します。なぜなら締め切りを破って上司に怒られるなどの嫌なイメージがノイズになって集中できないからです。トンネリングの典型例です。逆に締め切りがずっと先だと、いいイメージが浮かんで集中することができます。
心構えとして…
すべての仕事はやり直しになります。
仕事の前の準備が大事。アポの30分前に喫茶店に行く等、30分前の行動が有事の際の保険にもなる。
締め切りの前に締め切りがあると考えなければならない
仕事の着手の前に、全体感を見た上で課題を分割する。
ビル・ゲイツが「その問題とこの問題は独立している」とよく言っていた
仕事は必ずやり直しになるということは、地図を持つためチェックを入れてもらう様のプロトタイプを作っておくと後半の大きな修正を避けることが出来る。
アイディアをなるべく早く目に見える形にすると、フィードバックを早く得られるということです。
ラストスパート志向=悪。最後に頑張れば…プレッシャー等で頑張れるわけがない。
仕事の提出を前倒すのではありません。とりかかりの時期をこそ前倒すのです。
ながら運転に事故はつきもの。仕事も同じ。集中力を高めるにはマルチタスクを止める。
マルチタスクこそ、仕事が進まない理由の最もたるものです。
「昼寝」の有効性 = 18分の睡眠を取るよう心がける。
朝一のしごと = 最強である。理由は…
①外部要因の締め切りが設定できる
②メールをチェックする必要が無い
③話しかけてくる人がいない
絶対のルールとして、ラストスパートこそが諸悪の根源。忙しくない時こそハードに仕事をこなす必要がある。
習慣化の大切さと楽さ… 一度習慣化してしまえばそれほど楽なことはない。
人がある習慣を身につけるには、平均で同じ行動を66日続ける必要がある
ほかの人が仕事を終わらせてくれないとき…これはイコールで自分の仕事が終わらない理由にはならない。相手の仕事を待っているときは、自分サイドで何か出来ないか考えそれを進めてしまえばいい。
勉強のための勉強は出来ない。逆に人間は必要に駆られれば何とかなる。
何かの実践のために知識が必要な場合、知識はやりながら覚えていくべきだという事を言いたいのです。つまり、崖を飛び降りながら飛行機を組み立てていくのです。
「無理だ」という人の多くは、実際にそのことについて調査も経験も知識も無い。無理と決めつけて考えてもいない人間はクズ。
転機を待つのではなく、転機の為の準備をしておけばいい。まずはあと半年と決めて、その間に手柄を立てる。その手柄を土産に転職すればいい。
期限を決めれば人間はそれに向けて全力で頑張れる。